来年1月からホーチミン市場での株式取引単位を100株に統一する案について、ホーチミン証券取引所が証券会社に対してコメントを求めているという記事が出ていた。
これが実行されるとホーチミン市場だけでなく、すべての市場が100株取引に移行してしまうという事だが、さっそくベトナム金融投資家協会が反対意見を公表しているので声明文を読んでみた。(というか、彼らもメディアを通じて知ったらしい)
反対理由は非常に明確で、かなり意訳になるけれど言いたいことは、これまで協会は株式の経験がなく初めて株式投資を始める人達に対して、株式・市場の知識を得るために試しで色々と売買することが必要であり、学生など資金力がない人にとって最初から大きなリスクをとることになる。学生などは資金力新規の投資家が最初から多くのそういった機会を潰さないで欲しい。
ジャンク株や市場価格の低い株を避けて、優良な株を買っていくことを指導してきたけれど、VN-Indexなどに採用される株は高く、100株単位になると例えば5社からなるポートフォリオを少額で組めますか?といった点を指摘している。
この意見に関しては個人的に賛成であって、高単価の株に全リスク突っ込むか、分散しようとして低位株に手を出していくというのは、確かに将来の投資家を育てていこうとする第1歩として望ましくない。
10株単位での取引は残してもらいたいが、さてどうなることやら。。
というか、確か20年前にホーチミン市場が始まった時は100株単位でやっていて、株式市場の発展に問題があったからこそ10株単位に移行したのでは?などと思ったりもしている。。。
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