Bamboo航空の上場が第4四半期になることが発表されている。もともとは第2四半期を予定していたが、コロナウイルスの影響を受けて延期となった。
Bamboo航空は当然コロナウイルスの影響をもろに受けていて、ベトナム航空とVietjetの中間ぐらいの損失を出しているので、てっきり守りの姿勢でいくのかと思いきや、攻めの姿勢を崩さないみたいだ。6月にはコロナウイルス前の80%の運航数まで戻すほか、機体の購入に加えてリースも駆使して2020年末までに国内線を2倍の60路線にすると言っている。海外もアメリカ路線を開くという事で、同社フラッグシップのB787が活躍する場が戻ってきそうだ。
ベトナムというと海外からの旅行者ばかり注目されているが、実は国内の旅行者も見過ごせない。実際毎年5%程度は順調に伸びているし、コロナウイルス後も国内旅行の意欲は十分だろう。ベトナムは日本のように南北の長い国であるため、国内で飛行機が活躍する場は十分にあるのが救い。国際線が当面ダメだとしても国内線さえ維持できれば、とりあえずは生き延びることはできるはずだが、この拡張のスピードに需要がしっかりと追いつくのかは良く分からない。とりあえず上場はして資金調達するのは悪くない。。。。というより必須だろう。
面白そうだけど、この会社の株はまあ買わないだろう。
他方、Vietjetについて気になるニュースが出てきた。シンガポール政府投資公社が5月12日に7万株以上のVietjet株を売却している。これで5%以下の保有になったため、今後の売却において情報の開示義務がなくなることになる。世界的に航空セクターの旗色が悪い中、有名どころが5%以下に切り替えたという話がどうVietjetに影響を与えるのだろうか?
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