来年に外国人保有上限が増えるかもしれない

ベトナム株をやるうえで外国人が突き当たるのが、それぞれの株で外国人が保有できる上限が決められているという点だ。ベトナムではroomと呼ばれている。

一部の有名株が買えないため、ベトナム株を始める人は割と初期の段階でこの外国人保有上限という存在を知ることになる。ただ産業ごとに異なる上限が定められているものの、実際にはその上限以下での運用がされていることはあまり知られていない。

銀行系でその傾向が特に出ていて、現行法では30%の保有上限であるはずが実際には15~20%といったところが多く、残りの枠は外国人大口投資家用の株式発行や転換債券といった運用がされている。自社で定めた上限を届け出ることで上限以下の運用が可能になっている。

自社の経営をコントロールする意味で、この制限はかなり有効にはたらいている様で、しかも外国人大口投資家には市場価格より高い価格で株式を渡しているらしい。

さて、来年に外国人保有上限が増えるかもしれないという話だが、これは2019年に出た証券法の新法令によるもので、2021年に効力が発効する。

ここで何が変わるのかというと上記の届け出がなくなる。これは各社で上限数を設定できないことを意味しており、このままいけばどの企業も上限数まで開放しなければならなくなる。

当然これには反対意見が続出しているため、証券委員会は反対意見が殺到していることを受けて国に意見を求めていることもあり、来年にちゃんと発行するのかはまだわからない状況になっている。

ただ、証券委員会は各社による届け出を廃止して一律の上限にしたい意向である。

外国人保有上限に大きく影響が出る話なので、どうなるのか目が離せない。

まあ、実のところ外国人保有上限になっている株でも買う方法は一応あるのだが。。。。

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