(続?)1000株単位のお話

ホーチミン市場で注文処理できなくなっている問題が3カ月ぐらい続いていますが、最近はおなじみの光景になりつつあります。ほぼ毎日ですよね!

先進国でこの規模で証券市場を止めてしまうとそれなりにトップが責任を取る形になるけれど、ホーチミン市場では今のところ特にそういった話はなさそう。日本だと1日止めただけで責任問題だけど、こちらは3カ月です。。。

一連の不具合はHOSEの処理能力に絡む問題なので、今すぐ完全に解決する方法がないのも事実です。
HNXのシステムを間借りしての運用もテストで十分に可能であることを確認していますが、それでも実装するのに3~4カ月かかるため、HOSEでは100日計画と名付けたそうです。

「あっそう。。。」としか感想が出ませんが。

さて、ツイッターに載せましたが、HOSEのトップがインタビューで30,000VND 未満の株に1,000株単位を適用する可能性に触れました。20%の取引削減効果を見込むそうです。

ついこの間、100株単位から1000株単位に移行するかもと騒ぎになり、流石にダメでしょうと流れたばかりですが、現在の状況を完全に解決する手立てがない以上、複数の方法を組み合わせていく必要があると言ってます。

HNXに一時的に移ってもらう話も、数社が3末と4月に移行していきますが、そもそも取引量が小さいところがいくつか含まれているので、取引数の削減にはあまり貢献しなさそうです。

市場が処理できないにもかかわらず、企業との前からのお約束だから止められないと、次から次へと新規上場させていますので、取引数量は相変わらず増える一方です。

これらのことから、30,000VND 未満の株に1,000株単位を適用する話は、一時的とはいえ導入されるかもしれません。個人的には1000単位でもあまり困りませんが、新たに株を始める人にとって、投資金額が大きくなってしまい、少額で分散させたポートフォリオを作れなくなりますので、良くないことではあります。

ちなみに日本でも注文が出来る人と出来ない人が出てきている様です。これは証券会社に割り振られた量に達したか否かによりまして、ある証券会社では上限に達して取引が出来なくなる一方、他の証券会社では注文できるといったことが起きています。

VN-Indexもこれに影響されてしまっていることが問題で、大手証券会社で取引が止まっても、枠を使い切らない中小証券会社の注文が通るので市場は動くことになるのですが、中小証券の注文レベルではVN-Indexの価格形成に寄与するほどのインパクトがないため、VN-Indexが停止という事態に陥っています。

なかなか見られない現象なので個人的に楽しんで見てますが、市場が暴落して新規参入者が軒並み狩られて、冬の時代の到来で解決となる可能性もどっかにあるかもと思っています。

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