12月の相場と厳しいVietravel

久々のブログ更新です。
12月のベトナム株相場は少し調整の様子を見せましたが、平穏だったと思います。

監視銘柄を見ていると、建設系と建設資材系に伸びが見られました。

この分野、コロナの煽りを直に受けたため市況の回復が弱く、株も全体的に低迷しています。
最近の動きを見ていると、大型株はコロナの見通しが立ったのに応じた伸びといった感じである一方、中小企業系は小型株らしく受給が崩れて急上昇する様子が見られました。

小型株が動いたという事で、この分野に少しお金が回ってきたという事だと思います。

かなり厳しいVietravel

Twitterには呟いていませんが、12月はいくつか気になるニュースが出てました。
その中で最も気になったのが、有力旅行会社であるViettravelの決算発表でした。

12月に第2四半期決算が発表されたので覗いてみたところ、悲惨の一言でした。
前年の同四半期も赤字だったのですが、そこから4.7倍にもなる2,172億ドンの赤字まで拡大しています。

リストラは去年ずっとやっているので、リストラ後の決算でこの有様です。
コロナがますます拡大した第3四半期・第4四半期決算はいったいどうなってしまうのでしょう。。。

既に債務が資産を上回っているみたいですし、現金・現金相当も潤沢ではないです。
そぎ落とせるところは残ってるんでしょうか? いったいどうするんでしょう?

ということで、この会社が持っている航空会社「VietravelAirlines」は手放すことになりました。
これまでも、所有比率を下げていましたが、完全売却となったようです。

ちなみにこの会社の飛行機は夏ごろからのコロナ拡大による移動制限の煽りを受けて、ずっと飛んでいなかったようです。(どうりでVietravelAirlinesの名前を聞かなかったわけです。)

12月6日のフライトからチケット販売再開という良いニュースがあったのですが、結局発足から1年足らずで親会社の手から離れることになりました。

もともと飛行機は、機体導入、メンテナンス、クルー、どれをとってもアホみたいにお金がかかる一方で、収益は座席数の提供が上限と頭が押さえつけられる事業なので、古今東西、倒産だらけの歴史を歩んでいます。

ただ、旅行会社が自社事業として取り組むことで、座席を埋める目途が立つことから、相性は良いだろうと見ていました。(航空会社も旅行部門やホテルに手を出すのも同じ理由ですよね。)

以前に記事に書きましたが、ビザがいらないASEAN諸国を除いてビザが下りないことから、ベトナム人が海外に個人旅行に行くことは容易ではありません。そのため旅行会社にまだまだ出番があるので、外国人枠が出来たらいつかは手を出したい会社でした。

そもそも外国人保有が出来ない株なので、個人的に何の影響もありませんが、それでも監視銘柄の1つなので、こういった悲惨な決算を見るのは残念です。

VietravelAirlinesもどうなるのやら? デザインなど気に入ってるので、コロナが収まって乗る機会が来る前に消えないで欲しい。。。

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