航空会社についての追加のお話

航空会社について追加のお話。

ベトナムで航空事業免許を持っている企業は5社ある。ベトナム航空(HVN)、ベトジェット(VJC)、ジェットスターパシフィック、バスコ、バンブー航空で214機体制となっている。ここに他社が入ろうとしていたが、とりあえず政府はコロナウイルスの影響もあるので2020年までは新規許可は出ない方針。

航空業に参入しようとしているうち、ビングループ(VIN)のVinpearl Airは許可を得ていたものの撤退表明。Viettravel(VTR)はこの方針がでる前の3月に航空会社の設立許可を得ていたので、とりあえずおめでとう!といったところか。

Viettravelはベトナム旅行業界の最大手?だが、確かに航空産業との相性はいい。自社便にツアー客を載せれば良いので、相乗効果は十分に期待できる。機体選定はまだであるが当初3機体制、5年目で8機体制が目標。今年度中に航空事業免許を取得が必要であり、とりあえず2021年の第一四半期までに航空便を出さなければならない。

ただし、Viettravelはコロナウイルスで大きく被弾した企業のひとつで、第一四半期の売り上げは半減して、昨年度の年間利益分を全部吹き飛ばす大赤字を出している。日本人が好みそうな銘柄であるが、UPCoM上場なので日本人の被弾はまあないであろう。

他に参入を表明していたところとして、Kite AirとVietstar airlinesがある。

Kite Airは旅行会社によるものだが、先にHaiAn Aviationを設立して水上機3機でハノイから観光名所のハロンまでの便を出している。当然まったく利益を生み出せなく相当な損失になっているが、これはちょっと考えれば需要がないことぐらい直ぐに分かったはずだ。。。。

ATR72を15機、A320,321を15機の構成とするらしいが、政府はATR72を本当に使うのかと聞いている他、2025年までにATR72を60機までに増やせるかと注文がついている。見間違いかと思ったがATR60機って。。。。真の地域航空会社でも目指すつもりか?

Vietstar Airlinesはエンブラエル・レガシー600とビーチクラフトB300を使用とあるので、ビジネスジェット狙いで全く毛色が違う。これはこれで面白そうだ。

 さて、Bamboo航空が日本線の許可をもらっている。5月20日からの運航でホーチミンー成田、ホーチミンー関空、ハノイー関空でそれぞれ週7便とある(当然コロナの状況次第)。Bamboo航空はFLCグループの一員だが、航空会社単独上場の話が以前から出ている。上場を待てない人はFLC(FLC)を代わりに買うといった事ができる。 まあ、個人的にはベトナムの航空会社を買おうとは思わないが。。。

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