ベトナムのワクチンと8月のベトナム株外国人枠

ベトナムのワクチン

ベトナムでは国を挙げてのワクチン接種のおかげで周りでもワクチンを接種した人がかなり増えてきました。怖いのは当日までどのワクチンになるのかが分からず、同じ接種場所でも日によってワクチンが違ったりします。

日本との違いは接種当日に血圧を測る点です。実は高血圧だとベトナムではワクチン接種が出来ません。これは都市によって運用が異なっていまして、ハノイだと血圧140以上はほぼダメですが、感染状況が深刻なホーチミンだと血圧150でもOKだったりします。でもさすがに血圧160以上はダメとなっています。

圧倒的人気なのはファイザー製でその次にモデルナ製、そして誰も打ちたくないのがあの中国製です。
中国製について全員拒否なので、ベトナム政府は中国製は(もう十分な量を輸入しちゃったけど、)あくまでテストと緊急時のためですと一応説明。中国製ワクチンを打たれることは今のところありません。

そしてアストラゼネカ製も「チープなワクチン」とみられていて、同様に誰も打ちたがりません。
(日本はアストラゼネカ製をベトナムに送ってましたね!。)

ベトナムに届いたばかりのファイザーをコネで打ってSNSでアップして叩かれた女性、当日にアストラゼネカと分かり「お役人で私を誰だと思っているの!」と拒否して脅すなど、ここでもいつもと同じベトナムの光景が見られます。

8月の外国人株

少し前にHOSE、HNX、UPCoMの外国人枠状況が発表されていました。

それぞれの銘柄で外国人枠が設定されていて、基本的なルールは以前のページで紹介した通りですが、人気があり外国人枠一杯まで買われているのが以下の銘柄です(ほぼ上限まで達しているのを含みます)。あくまで8月6日時点の情報なので状況は日々変化していきます。

ホーチミン市場(HOSE)ACBASPFPTIMPMWGOCBPNJ
REESIITCBTCRTMSTPB
ハノイ市場(HNX)PHN
UPCoM市場ABB

これを見ると、意外にも枠上限に達している銘柄は少ないと感じます。また、ハノイ市場とUPCoM市場で、外国人枠限界まで買われているというケースは相当に珍しいです。この2つの市場がマイナーであるという事を実感させられます。

久しぶりに外国人枠一覧リストをみましたが、今回保有する銘柄で上限に達しているのは3銘柄が該当していました。以前より少し減りました。

このうち最も大きく保有しているのがFPTで、現在はポートフォリオの12%ぐらいを占めています。FPTは他の銘柄が高騰していくこの相場であっても、足場を固めていくようにゆっくり上昇していく銘柄であり、他の銘柄の上昇に出遅れていたものの、株式配当をこなしつつ着実な動きをする銘柄で安心して保有できます。

FPTは買えない銘柄の代表になっていますが、昔はまだ買えた銘柄でした。日本人でもかなり前からベトナム株に手を付けている人だと結構持っていたりします。

ただ、正確に言いますと実際にFPTは外国人であっても今も売買されています。ベトナムがどういう世界であるかを本当に正しく理解していれば、買える道が開けてきますが、実際にはほぼ不可能であり、更にまったく再現性がない話なので言及するのはやめておきます。

上記のリストは外国人が買える株で上限まで買われている銘柄ですが、以下のリストは外国人保有枠の設定が0%でそもそも外国人が買えない銘柄になります。

ホーチミン市場(HOSE)ABSDAHDBTDCLEVGFITGSPILBPJT
PSHSSBTNHTSCTTBVPG
ハノイ市場(HNX)ADCAMVBCFBCHBNACLMCSCCVNHTC
IDCL61L62LDPMEDQBSQTSSDATAR
TDITIGTVCVC2VC3VCMVHEVIF
UPCoM市場AFXAGPANTAPFAVCBCABCOBRMBSA
C71CAFCDPCENCGLCHCCPACXHDFF
DHNDHQDKCDKPDLMDMNDNBDNLDO3
DP1DTBDTCDTJDUSDVCDVNDWSEIN
FOXG36GEMGH3HFCHGAHHVHSVHTM
HVAIBDIBNILSIMIIRCKTCLPTLYF
M10MQNMTBMTPMVNNSSPAPPCCPDT
PDVPLAPLEPLOPNPRRCSADSBRSCV
SEPSJGSONSPCSPVSSHSTHSTNSTW
SVLTBHTDFTIDTKGTOSTRIVDBVGI
VKDVSFVTDVTRVXTXLVXMC

ただし、これも例外があり今から新規で買うことは無理ですが、枠設定時期の問題などで実は外国人が保有出来てしまっているケースが結構あります。あまり知られていない話でありますが。

ベトナム株の話をすると上記2つの枠設定の話が必ず出てきますが、意外に例外があるのがベトナムの特徴です。

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