HOSEが1000株単位の取引なるかもという話について

既に日本語でも結構ニュースが流れているホーチミン市場が1000株単位での取引になるかもという話。当ブログでも何回か触れたことがあるが、明らかに2020年の年末頃から目に見えるレベルで取引障害が出てきて、特にこの1カ月は相当な頻度(毎日に感じるが)で発生してしまっている。

取引障害を減らすため取引単位を10株から100株に引き上げたはずなのだが、全然解決していない。
取引取引容量がパンクしているはずなのに、新規株式公開をバンバンおこうのはちょっと理解できない。

他方でシステム容量自体の問題なので当面解決策はないので、しばらくシステム障害と同居していくのかと思い込んでました。

それが、まさかの1000株引き上げという提案とは。

一時的とはいえ100株に引き上げた直後で1000株に移行というのは流石にマズくないか?と思うが、SSIの会長も理解を示しているニュースが出てるし、市場の信頼性を優先させるために本当にやるかもしれないと思えてきました・・・。まあ、すごい非難を受けているので先行き不明ですが。

もう一つの策として、ハノイ取引市場への一時的に移行させる案が挙がってきています。1社同意しているらしいが、でもこれって株主総会での承認が必要でしょ? 

1~2ヶ月で移行できる話ではないが、ただハノイ市場はホーチミン市場の基準に準拠しているので、移す選択肢はアリだと思います。既にハノイ証券取引所が同証券所のシステム下で新しい板を作って稼働させるためのテストを始めているので、こちらの解決策の方が採用される可能性が高いです。
(おそらく企業はハノイ市場に移るのではなく、ホーチミン証券取引所がハノイ証券取引所のシステムを間借りする解決策になりそう。)

もし1000株単位への移行した場合ですが、取引量を40~50%減らせるとの事だが、個人投資家にはちょっと厳しいかもしれません。

現在のホーチミン市場は上場している企業の約60社で、時価総額の半分以上を占めていますが、そのうちVIC,VNM,SABなどの大型株10社は100,000VND以上の株価ですし、残りの50社ぐらいも50,000~100,000VNDの株価ですので、これを1000株単位で買っていくとなると結構な額になってきます。

一般の人では分散投資のポートフォリオを作っていくことが難しくなるので、低位株に突っ走るか資金引き上げも考えられます。

政府目標である個人投資家を増やすことと真逆の作用になりそうですが、実際にどうなるかは良く分かりません。以外にも100株単位のハノイ市場が活発になったりするかもしれませんし。

この半年あまり新規個人が続々と参入してきたので、一度何かしらのショックは来た方が良く、一回一掃されて市場がしばらく停滞してその後に上昇といったサイクルに入るのであれば、それはそれでよいとは思っています。

ただ株式市場が初心者殺しになるのであれば、皆さんの関心はまた不動産の方に回帰していくはずで、ただでさえベトナムで株はマイナーなのに、ますますマイナーになってしまう。

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